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それからしばらくして、私がいつものように溜まり場へ向かうと。
「莉音(リオン)ちゃん!?どうしたの?」
私を慕っている1人の莉音ちゃんが大怪我をしていた。
「悠奈!大丈夫だよ!」
「じゃなくて、どうしたのさ!その怪我……」
「ん?何でもないよー」
「何でもないって、そんな怪我なのに……」
「悠奈ー、コンビニ行かないか?」
「へっ?」
「私、お腹空いたから付き合って……」
そう言って、私を沙羅ちゃんは連れ出す。
そして、結城さんと遊びに行くように行ってきた。
沙羅ちゃんが、こういうときは理由があるから、私は素直に従う。
私は着替えると、結城さんの待つコンビニに向かう。
「ごめんなさい!待ちました?」
「いや、待ってないよ!」
「じゃあ、結城。俺は戻るな?」
「あぁ……」
私て結城さんは町中へ消えて行った。
「流石にこんな時間にうろつくと警察がうるさいよね~」
「カラオケかファミレス行きます?」
「いいねぇー」
しかし私は、男を……結城さんを甘く見ていた。
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