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俺たちカラオケに来ていた。
そして、俺は監視カメラの死角でイチャつこうとしたんだけど。
「!?」
「あっちょっ!は、春斗さん!!」
しかし、悠奈ちゃんがかなり抵抗したので諦めることに。
時間が時間なので、俺は悠奈ちゃんを家の近くまで送る事にした。
「あっ春斗さん。私の家はあの馬鹿デカい家ですよ!」
俺はその家には見覚えがあったのだ。
父親の友人の広瀬悠太郎の家だったからだ。
「悠奈ちゃんって、悠太郎さんの娘?」
「??私の父親は悠太郎って名前ですけど……」
――春斗君、私には娘がいるんだ。
妻との子供じゃなくて、前妻の彼女との子供でもない。
私は昔不倫していたんだ。
娘はその時の女性の子供なんだ。
だから、いつか娘と"悠奈"と知り合った時は仲良くしてやってくれないかい?――
俺はかつて悠太郎さんが俺に話した事を何故か思い出していた。
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