第6話~結城と悠奈Ⅳ~

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俺たちカラオケに来ていた。 そして、俺は監視カメラの死角でイチャつこうとしたんだけど。 「!?」 「あっちょっ!は、春斗さん!!」 しかし、悠奈ちゃんがかなり抵抗したので諦めることに。 時間が時間なので、俺は悠奈ちゃんを家の近くまで送る事にした。 「あっ春斗さん。私の家はあの馬鹿デカい家ですよ!」 俺はその家には見覚えがあったのだ。 父親の友人の広瀬悠太郎の家だったからだ。 「悠奈ちゃんって、悠太郎さんの娘?」 「??私の父親は悠太郎って名前ですけど……」 ――春斗君、私には娘がいるんだ。 妻との子供じゃなくて、前妻の彼女との子供でもない。 私は昔不倫していたんだ。 娘はその時の女性の子供なんだ。 だから、いつか娘と"悠奈"と知り合った時は仲良くしてやってくれないかい?―― 俺はかつて悠太郎さんが俺に話した事を何故か思い出していた。
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