第6話~結城と悠奈Ⅳ~

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悠奈を帰らせたあと、あたしは莉音から話しを聞いた。 「莉音!それ、間違いないのか?」 莉音は、私の言葉に頷く。 「間違いないよ。あれは、あいつらは間違いなく、龍星の――結城のとこの奴らだよ」 「――…」 言わないでおこうと思ったけど、あたしはみんなに悠奈と結城のことを話した。 「あのさ、悠奈のことだけど……」 「えっ?」 「悠奈さ、結城と付き合ってるんだ。奴らはどこかで聞いてきたんだろうな。それでだと思う……」 「あのさ!!このこと、悠奈には話さないで!」 「莉音……。いつかは、バレるぞ?」 「それでも……!お願い!!」 莉音は、必死に頼み込む。 仕方ないのであたしは、悠奈にはしばらく黙っている事にした。 それからしばらくして、再び悠奈の前に3馬鹿が姿を現すようになったと聞いたのはだいぶ後の話しだった。
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