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悠奈を帰らせたあと、あたしは莉音から話しを聞いた。
「莉音!それ、間違いないのか?」
莉音は、私の言葉に頷く。
「間違いないよ。あれは、あいつらは間違いなく、龍星の――結城のとこの奴らだよ」
「――…」
言わないでおこうと思ったけど、あたしはみんなに悠奈と結城のことを話した。
「あのさ、悠奈のことだけど……」
「えっ?」
「悠奈さ、結城と付き合ってるんだ。奴らはどこかで聞いてきたんだろうな。それでだと思う……」
「あのさ!!このこと、悠奈には話さないで!」
「莉音……。いつかは、バレるぞ?」
「それでも……!お願い!!」
莉音は、必死に頼み込む。
仕方ないのであたしは、悠奈にはしばらく黙っている事にした。
それからしばらくして、再び悠奈の前に3馬鹿が姿を現すようになったと聞いたのはだいぶ後の話しだった。
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