第6話~結城と悠奈Ⅳ~

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「おい!広瀬!!」 私は、みんなから相手にするなと言われているから無視することに。 でも…… 「おい!待てよ!!」 いきなり、私の肩を掴んでくる彼ら。 「離して下さい!!」 「ヤダね!」 あ、みっちゃんだ! 離さないなら。 「イヤァー離して下さい!!」 「悠奈ちゃん!!どうしたの?」 「みっちゃん!火山先輩が私をいじめるぅー」 私は嘘泣きしながら言うみっちゃんに訴える。 「大丈夫だよ!」 みっちゃんは彼らを睨みながらそう言った。 すると、またまた通りかかった結城さんが声をかけてきた。 「悠奈ちゃんー」 「えっ?結城さん?あっ葉山さんも!どうしたんですか?」 「いや、たまたま通りかかっただけだよ?その子は悠奈ちゃんの友達?」 「そうですよ?」 「悠奈ちゃんの知り合い?」 「うん。そうだよ!」 「はじめまして!俺は、結城春斗です。悠奈ちゃんのか…」 結城さんが"彼氏"と言おうかすると私は遮ってしまう。 「あ~!!今日用事あるんだ!付き合ってよ」 そして、みっちゃんを引っ張って連れて行く。
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