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「おい!広瀬!!」
私は、みんなから相手にするなと言われているから無視することに。
でも……
「おい!待てよ!!」
いきなり、私の肩を掴んでくる彼ら。
「離して下さい!!」
「ヤダね!」
あ、みっちゃんだ!
離さないなら。
「イヤァー離して下さい!!」
「悠奈ちゃん!!どうしたの?」
「みっちゃん!火山先輩が私をいじめるぅー」
私は嘘泣きしながら言うみっちゃんに訴える。
「大丈夫だよ!」
みっちゃんは彼らを睨みながらそう言った。
すると、またまた通りかかった結城さんが声をかけてきた。
「悠奈ちゃんー」
「えっ?結城さん?あっ葉山さんも!どうしたんですか?」
「いや、たまたま通りかかっただけだよ?その子は悠奈ちゃんの友達?」
「そうですよ?」
「悠奈ちゃんの知り合い?」
「うん。そうだよ!」
「はじめまして!俺は、結城春斗です。悠奈ちゃんのか…」
結城さんが"彼氏"と言おうかすると私は遮ってしまう。
「あ~!!今日用事あるんだ!付き合ってよ」
そして、みっちゃんを引っ張って連れて行く。
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