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「あの人は、お前にベタ惚れしてんだよ!それをとやかく言えるわけないだろうが!!」
「でも、お前から離れて行けば結城さんもわかるだろうからな」
「それに……」
「なぁ?」
「あぁ……」
3人は口を揃えて言った。
「例え、今が広瀬家の娘として扱って貰ってても、お前は妾の子供なんだからな?まぁ、考える時間はやるよ!」
お兄ちゃんが話しちゃったのかな?
仕方ないな。
でも、そう考えている間もなかった。
私の仲間たちは、彼らに襲われ傷ついていっていた。
そして、私は決めた。
チームを解散させること。
そして、結城さんから離れる事を……。
最後の日、私はみんなに謝った。
「ごめんね?多分、私がいなくなっても嫌がらせは続きそうだから……」
「悠奈が悪いんじゃないよ!嫌がらせをしてくるあいつらが悪いんだから……」
「じゃあね!私行くね?」
「悠奈!」
皆の前から去って行こうとすると、沙羅ちゃんが呼び止めた。
「これ、みんなの連絡先!それと、毎月一回はみんなで集まるぞ?日曜日の昼間ファミレスでいいな!」
「で、でも」
「勘違いするな!私たちは同じチームだけどそれと同時に友達でもあるんだっ!」
「うん!じゃあ、みんなまたね」
そう言って私は去っていく。
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