第6話~結城と悠奈Ⅳ~

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「あの人は、お前にベタ惚れしてんだよ!それをとやかく言えるわけないだろうが!!」 「でも、お前から離れて行けば結城さんもわかるだろうからな」 「それに……」 「なぁ?」 「あぁ……」 3人は口を揃えて言った。 「例え、今が広瀬家の娘として扱って貰ってても、お前は妾の子供なんだからな?まぁ、考える時間はやるよ!」 お兄ちゃんが話しちゃったのかな? 仕方ないな。 でも、そう考えている間もなかった。 私の仲間たちは、彼らに襲われ傷ついていっていた。 そして、私は決めた。 チームを解散させること。 そして、結城さんから離れる事を……。 最後の日、私はみんなに謝った。 「ごめんね?多分、私がいなくなっても嫌がらせは続きそうだから……」 「悠奈が悪いんじゃないよ!嫌がらせをしてくるあいつらが悪いんだから……」 「じゃあね!私行くね?」 「悠奈!」 皆の前から去って行こうとすると、沙羅ちゃんが呼び止めた。 「これ、みんなの連絡先!それと、毎月一回はみんなで集まるぞ?日曜日の昼間ファミレスでいいな!」 「で、でも」 「勘違いするな!私たちは同じチームだけどそれと同時に友達でもあるんだっ!」 「うん!じゃあ、みんなまたね」 そう言って私は去っていく。
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