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私は、そのまま結城さんの元へ向かう。
「悠奈ちゃんー」
「春斗さん?どうしたんですか?」
「今から遊びに行かない?」
私は結城さんと遊びに出かける。
「悠奈ちゃん。俺さ総長を今年でやめようかと思うんだ!行きたい高校あるから」
「行きたい高校?」
「そ。今はかなり荒れてる高校の生徒会長して変えてみたいんだ」
「荒れてるって、もしかして……大南学院?」
「ピンポーン!正解。悠奈ちゃんも良ければそこに進学しといでよ」
「そう……ですね!考えておきます」
結城さんは、私を軽く抱きしめてきた。
そして私は、結城さんと最後のときを楽しむ。
そして何度も何度もお互いを求めた。
そして、早朝の約束の時間。
私は手紙を置いて結城さんの元から去る。
「よう、広瀬!」
「約束、守って下さいよ!みんなには何もしないで下さいよ?結城さんにも何も言わないで下さい!!」
「わかってるさ!お前が結城さんに近づかないなら何もしねぇよ!」
そして私は、悠奈さんへの気持ちを抑えたまま離れた。
なのに、結城さんの行きたいと言った高校へ進学した。
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