第6話~結城と悠奈Ⅳ~

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私は、そのまま結城さんの元へ向かう。 「悠奈ちゃんー」 「春斗さん?どうしたんですか?」 「今から遊びに行かない?」 私は結城さんと遊びに出かける。 「悠奈ちゃん。俺さ総長を今年でやめようかと思うんだ!行きたい高校あるから」 「行きたい高校?」 「そ。今はかなり荒れてる高校の生徒会長して変えてみたいんだ」 「荒れてるって、もしかして……大南学院?」 「ピンポーン!正解。悠奈ちゃんも良ければそこに進学しといでよ」 「そう……ですね!考えておきます」 結城さんは、私を軽く抱きしめてきた。 そして私は、結城さんと最後のときを楽しむ。 そして何度も何度もお互いを求めた。 そして、早朝の約束の時間。 私は手紙を置いて結城さんの元から去る。 「よう、広瀬!」 「約束、守って下さいよ!みんなには何もしないで下さいよ?結城さんにも何も言わないで下さい!!」 「わかってるさ!お前が結城さんに近づかないなら何もしねぇよ!」 そして私は、悠奈さんへの気持ちを抑えたまま離れた。 なのに、結城さんの行きたいと言った高校へ進学した。
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