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「逞馬が寝坊?珍しいね」
と、蒼空が驚くのも当たり前。
なぜなら、俺は比較的朝が得意だから。
「…まあ、ちょっとな」
さらに昨日の出来事を思い出し、幸せに浸ってぼーっとしている俺を不思議に思ったのか、
「なに、いいことあった?」
さすがは長く一緒にいるだけある。
俺は昨日の出来事と、彼女ができたと報告した…ら、
「え、逞馬に彼女!?ほ、ほんとなのか!?」
と、いきなり大声を出す蒼空。
周りからの視線が痛くて蒼空を睨んだら、少しだけ静かになった。
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