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―ボロボロになった服を学生鞄で必死に隠しながら、私は暗い夜道を足早に歩いていた。
滅多に人は通らないのが、唯一の救いだった。
帰って直ぐ様、お風呂に駆け込んだ。
自分が、アイツ達に好き勝手に触られた自分が、汚くて。
全てを洗い流したかった。
この汚れも。
今日の記憶も。
体が真っ赤になり、内出血する程洗った。
取り敢えずお風呂から上がったものの、まだ汚く感じる。
―何故私がこんな思いをしなくちゃならないの??
私が何をしたっていうの??
何でこんなコトに…
ああ、そうだ。
由梨絵達が仕組んだんだ。
あの3人が居なかったら、こんなコトにはならなかった。
―アイツ等に、恐怖を感じさせてやる。
モウ 私ハ 止マラナイ―
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