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僕は代金を払って瓶を受け取ると、表のベンチに座り、早速ラムネの栓を押し開ける。
蓋になっていたビー玉が中に落ちると、勢い良く炭酸の泡が吹き出した。
「おっと」
僕は慌てて溢れた泡を吸った。
泡の勢いが止んだので、一口ラムネを飲む。
懐かしい味だ。
とても冷えていて、炭酸が喉に心地良い。
温度の差で、見る見るうちに瓶の表面に水滴が浮かぶ。
日の光の下に掲げると、瓶と水滴が光を微妙に反射して、とても綺麗だった。
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