プロローグ

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島に嵐が来るかもしれない。空は暗黒に包まれ、一筋の光が海に落ちる。それを1人の老婆が見つめている。心なしか震えているようだ。 暗黒の闇はすぐに、島を包み込み老婆の横に体格のいい男が歩いてきた。男は老婆の肩に手を起き、同じく嵐を見る。 「嵐がきます…戻りましょう、大婆様。」 「お主、本当に嵐が来てると思っておるのか…もう百年もたつのじゃ!封印が解ける。じきに世界は闇に包まれる。」 大婆様と呼ばれる老婆は嵐を見るのを辞めて、男に連れられて、島の中央の大きな家に、入っていった。
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