陛下への疑惑

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「セシル…大丈夫?」 「ああ。心配かけてすまない。」 「明日の朝よね…。私も一緒に!…」 「駄目だ。」 俺は話をさえぎって言った 「危険だ。君は城に残るんだ。」 「でも…。」 「君は安全なとこで待っててくれ。必ず戻ってくる。」 「分かったわ。……無事に帰ってきてね…セシル…。」 「ああ。ありがとう。おやすみ。」 「うん…。おやすみ。」 ローザは力無く言い、部屋をでていった。 「さぁて。寝るか」 俺は兜をとって机の上に置き、布団を顔までかぶり、深い眠りについた…。
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