三人の宇宙飛行士

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それから一年半で木星付近に到着。 昔は二年半ほどかかっていたらしいが、今は技術も進歩したりなんだりで以前よりちょっとだけ旅行時間は短くなっていた。 と言っても精密な機械以外なにもないこの宇宙船内。 白い。ただ真っ白い。 赤やピンクよりはましだと三人とも思っていたが、一年半もいては…白が憎くなっていた。 かと言って、赤を見ようと頭がおかしくなるような三人ではなかったので、取りあえず飽きたときはマウジーさん2200に話しかけた。 天海「マウジーさん2200、洗濯からの掃除からの調理お願いします。」 《カシコマリマシタ。》 飯島「マウジーさん2200、俺の好きなタイプの女性は??当ててみて!」 《シリマセン。》 佐々木「マウジーさん2200、俺、眠れないんだよね…。」 《-ーマウジー2011トマウジー2200ガオリマシタ。マウジーハセンタクヘ、マウジー2200はモモヲ狩に…モモ狩リデサルトキジトイヌッポイイキモノニデアイマシタ……》 …そんな事を365日と半分続けていたら、木星の近くまでたどり着いていた。 「マウジーさん2200、このあたりが木星…か?」 《ハイ。ココカラΣ(シグマ)ノエネルギー反応アリ。》 「マウジーさん、本当にここが?だってここは…」 《ハイ。》 「まるで違うじゃないか、僕らが知っている形と。」 《ソレハ、》
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