――全てを終わらせる為に――

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そして在都市を中心に人々は手を取り合い、四つの合衆国を作り上げた。 ソルデスタン大国、旧カナダから旧ブラジルの先端までアメリカ大陸全土諸国の大国。 セントラル大国、旧ロシアと旧アジア諸国の合併国。 クロリア独立国、旧ヨーロッパの諸国。 パーシア独立国、旧アフリカ大陸。 それぞれの国がメーカー族と共に発展し、更に50年が流れ、都市の復興がより200年前に戻りつつ中、メーカー族の帰郷宣言を発端に恐ろしい計画が進められた。 そう…… メーカー族が持つコアを摘出し、半永久エネルギーの創作、人体に転移実験が行われた。 そして僅か5年足らずでコアを消滅させる事なくエネルギーに変換する装置が開発され、更に翌年には人体実験が成功する。 人類はまた新たな力とエネルギーを手に入れたのだ。 そして新たな力は争いの種になる、それが人類の最も愚かな特性と言えるだろう。 人体実験を始め、成功させたのはソルデスタン大国だった。 それに伴い、ソルデスタン在住のメーカー族は捕らわれ、次々とコアを抜き取られる。 新たな勢力を確立し、ソルデスタンの現大統領スタン=ハマーレラを筆頭に大国から帝国へ変名した。 やがて帝国の手は各国のメーカー族へ伸び始める。
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