なつみ(悪臭)

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目の前のつり革に掴まっている(腕らしきものが引っ掛かっている)ソレが、私に話しかけているようだった。 『この臭い…感知した。レベルかなり高いな。』 ソレはお腹のランプを点滅させながら、シャクシャク・シュッシュと音を出した。 途中、ブブブブと震動しながら。 『できた。とりゃ!』 ソレのお腹がカポッと開いて、何かが吹き出してきた!?。 「うわっ」 「う~っっ」 回りの乗客が呻き始める。 【あ、臭いがしなくなった。】 と思った次の瞬間。 「う~~~っ」
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