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目を開けて飛び込んで来たのは
見知らぬ天井だった。
私が寝ているのは、
綺麗なベッド。
フカフカで、ヒラヒラ。
わかりやすくいうなら
お姫様ベッド
辺りを見回せば
隣にあの男、
ルシファーが一緒に寝ていた。
誰がどう考えても可笑しいことだろう。
普通、女が寝ているベッドに
一緒に寝るだろうか?
寝るはずがない!
とりあえず、ルシファーを起こすことにした。
肩を叩きながら、名前を呼ぶ。
『ちょっと!起きてくれる!?』
何度か呼びかけていると
やっと目を覚ましたようだ。
「後少し寝かせろ・・・」
そして、事もあろうに
私を抱きしめて寝ようとした。
さすがにイラッとした私がルシファーの頬を叩いたのは言うまでもない。
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