~花嫁になりました~

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『リリムねよろしく。 早速で悪いけど 紅茶を煎れてくれる?』 「畏まりました」 絶対に内心では 文句言ってるわよねー。 早くも玩具が手に入りそう 「ダージリンをお持ちいたしました。 紅茶だけではと思い、 マフィンをお持ちいたしました。 冷めないうちにお食べください」 言われたとおり紅茶を 一口飲む。 『美味しい!』 思わず口に出た言葉。 マフィンも同じように食べる。 「お気に召して光栄です! 魅麗様は、好き嫌いなどありますか?」 『・・・。嫌いな食べ物は得にないわ。 だけど、甘すぎるものはダメね。 好きなものは・・・。 紅茶、お菓子かしら?』 「畏まりました。 夕食の準備をいたします。 用意が出来ましたら お呼びいたします」 つまらない。 紅茶が少しでもマズければ ダメだしして、文句をいうつもりだったのに 美味しいのよ! マフィンも申し分ない。 『リリム・・・』 「・・・。何でしょうか?」 名前を呼ぶと、不快そうな顔をするのは面白い! 『疲れないかしら? 自分を偽るの。 私が名前を呼ぶだけで 不快そうな顔』 ベッドから立ち、リリムに近づく。 『それに、言いたいことがあるなら 言いなさい。 私が嫌いなのでしょう?』
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