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「ふむ。私と同じ考えだな。あの地ならば、我らも展開しやすい。お前は、忠好と良く話し、防備を整えよ。」
「畏まりました。我が隊の兵との、連携を重点に考えます。」
「それで良い。さて、腹が減ったな!六朗、たまには付き合え。ここで食べていけ。」
「はい!では、ご相伴に預からせていただきます!」
笑顔になると、邪気の欠片も見せない、若さを見せる。
それも、利孝には心地が良かった。六朗の真面目さは、自分に合っているのだろう。
息子は、奔放さの塊の様に、屈託が無かった。
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