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「踊らされてなど、いない。儂は、将軍家に忠義を尽くしたのだ!」
「ほう、中々に吹きおるわ。先の戦では、日和見を決め込んでおったにな。相変わらず、つまらぬ男だな。」
「だ、だまれ!それよりも、お主は何故生きておる!父子共に、討死したのでは無いのか!?」
「さて、何故かな?それと、お前の様な男が、我が父を語るな。殺すぞ。」
忠好が近付いてきた。ゆっくりと馬を進め、虜にした兵を引き連れている。
「ほう、捕らえたか。この兵達は、どうするか。頼賢、お前に任せよう。」
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