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「ほう!目付け殿の、お墨付きを頂けるか!有難く頂戴しよう!」
頼賢が槍を抱え直した。小性が歩み寄り、その槍を受け取った。
「まぁ、役に立た無ければ、斬るまでだ。俺と同じ腕にしてやるのも、面白い。」
「あまり気分の良い話では無いなぁ。この腕を落とされぬ様に、励んでみるか。」
ゆっくりと馬を進め始めると、散った馬を集めた者達が戻って来た。
二十程に見えたが、その後ろからも、数頭が駆けて来ている。
「良く集めた。三郎兵衛の隊に、届けてくれ。前衛にも騎馬がいれば、多少は進みが早くなるだろう。」
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