24.生まれ変わる音 

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「雪貴、今は活動休止中のAnsyalだけど  俺は、解散させる積もりはないよ。  Ansyalは、雪貴の卒業を待って  活動をアクティブに開始。  そのつもりで、居てくれ。  隆雪の想いが詰まったAnsyalを、  このまま終わらせるなんて出来ない。    他のメンバーにも事務所にも、そのつもりで話を通す。  だから……俺もその日に俺の全ての想いを詰めた  一曲を編成したい。    俺の過去から現在、未来に繋がる一曲。  Ansyalの【星空の祈り】を受けて  更に広がっていくAnsyal版【星空と君の手】 」 もう離すことのない君に誓って。 「託実さん。  だったら託実さんのフレーズを前面尊重しますよ。    その上で……俺も協力します。  俺もAnsyalのメンバーですから」 特別室のベッドの上、 天井の硝子窓から星空が降り注ぐ。 眠り姫の目覚めを待ちながら 目覚めのプレゼントを生み出していく。 「百花。  早く、目覚めなって。    ほらっ、アンタこんなにも託実さんに  愛されてんじゃない。  何時までも……寝ぼすけしてんじゃないよ。    流石の私も……これ以上は  待てないんだからね」 百花の眠り続けるベッドに歩み寄って 今も眠り続ける百花に思いを吐露する唯ちゃん。 そんな唯ちゃんを雪貴がすぐに 優しく支えに行く。
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