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どっかにいっていた分の遅れを取り戻すと
ふと桜の顔が思い浮かぶ。
桜ちゃん、心配してくれてたのに
話反らすなんて嫌な事しちゃった…
そう言ってコーヒーを一口口にする。
すると響のケータイがなった。
誰よこんな時間に…
夜中の4時よ…?
携帯のディスプレイを見ると
「沙織?」
電話に出るといきなり
「佐々木監督が結婚したってまじ?」
「ぶふー!!」
「やだちょっと!汚いわね!!」
「だっ…あんたが…うえっほ!ごほっ!」
「ちょっとー落ち着きなさいよー」
「わかってるわよ!!」
「…で?なんで開口一番佐々木さんの話なわけ?」
「だってあんた好きなんでしょ?」
「は?!なんでアンタがそれを…」
「あたしの情報網を甘く見ないことね。」
この時、沙織だけ絶対に敵に回さないと心の底から誓った。
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