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ほぼ中央に立つ優男に軽々しく話しかける。
「おはようございます。今日は近藤さんと土方さんは話し合いがあって来られないみたいなんです。所内にはいるみたいなんですけど…、皆さんは運がなかったとしか言いようがないですね……」
「ふ~ん、何話し込んでんだか…。少ししたら変わってよ。手加減すんの難しいだろ?」
今の今までこの場においての空気を支配していたであろう優男に対しても、遠慮がない。この素朴男もそこまでの力を持っているのだろうかと思いたくなる。
「えぇ、やっぱり向かないみたいですね。次で最後にしておきます」
強すぎるせいで手加減が出来ない。いつも加減を間違えて相手に怪我を負わせてしまっているのだ。逆に相手方も半端に強かったりすると、軽い怪我ではすまなくなる。なんともその度合いが、彼にとっては難しいようだ。
天は二物を与えず。といったところか。
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