第一話

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礼央羅は恥ずかしさで少し赤くした顔をばっと上げて、 礼「何で笑うんですか!!」 と言い返す。 少年は肩を震わせながら、 ?「だってお前‥出口逆方向だぞ」 と言った。 礼「‥え。」 ピタッと石のように固まった礼央羅が面白いのか、少年はまだくすくす笑っている。 礼「そ、そんなに笑わなくてもっ」 ?「はは、わりわり、つい、な。‥ついて来いよ」 少年は笑うのをやめると、礼央羅が来たのとは逆方向へすたすたと歩き始めた。
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