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礼央羅は恥ずかしさで少し赤くした顔をばっと上げて、
礼「何で笑うんですか!!」
と言い返す。
少年は肩を震わせながら、
?「だってお前‥出口逆方向だぞ」
と言った。
礼「‥え。」
ピタッと石のように固まった礼央羅が面白いのか、少年はまだくすくす笑っている。
礼「そ、そんなに笑わなくてもっ」
?「はは、わりわり、つい、な。‥ついて来いよ」
少年は笑うのをやめると、礼央羅が来たのとは逆方向へすたすたと歩き始めた。
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