[ライキ]

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「本当にすまないと思ってる。だから…」 男は胸元から 茶色い袋を取り出した。 「だから、これで勘弁してくれ。頼む!」 リングをつけた青年は その袋を無理やり取り、 中を確認した。 「金が十一枚、銀が十六枚、銅が十六枚…。 これがぎりぎりか…」 「いや、いい、お前にもう用などない」 そう言い残し、 ライキは男を斬った。
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