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赤西先生が行ったのを見計らってか、私の席に人が群がる群がる。
「俺、宝部珠璃!」
「私は波原蜜柑よ。」
「俺は猿谷麦!」
「んで変態の竹谷狼だ。」
なんか名前が難しい!
一旦整理することにする。
ピンク少女が、たからべじゅり。
オレンジがかった金髪の子が、なみばらみかん。
黒髪の目がくりっくりしてるのが、さるたにむぎ。
んで変態が、たけやろう…。
「よ、よろしく。」
他にも生徒がちらほらいる。
すると視界の端に赤が見えた。
そちらを見ると朝にはいなかったV系な(ものすごく怖い)男の子と目があった。
「…あー。怖がらしちまったみてぇだな。俺は木戸優太だ。よろしくな。」
「あっ、如月莢那です!よっよろしく!」
はにかんだ笑みを浮かべ、自分の席につく木戸くん。
そんな様子を見ていた私の席の周りの人々。
「惚れてまうやろぉぉぉ!!」
「突然なにいってんの!」
竹谷の暴走でまたツッコミを入れた莢那。
「…莢那はこのクラスのツッコミ役決定だな!」
一瞬考えるそぶりを見せた宝部さんが私を見ていった。つか呼び捨て?!
「莢那が…わかるー!」
いやいや波原さんまで!
「決定事項だ。逆らったら命ねぇぞ?」
隣の竹谷がものすごく怖い声を出して脅しにきました。
(なんかよくわからんが)「はいはい。」と答えた。
今日からツッコミが大変そうだぜ…フッ←
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