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「そうだ
カインお兄ちゃんって呼んで?
離れすぎてる兄弟だけど……」
「カインお兄ちゃん?」
「うん!可愛いな!キル!」
カインは満面の笑顔でキルの頭を撫でた。
キルは家族からもうもらえなくなった愛情を、新しい家族からもらえるようになった。
だから、自分も出来る限り彼に尽くそうと決めた。
片腕のない彼の腕になろうと。
「さてと
キルがホットミルク飲んだら掃除しようか」
その言葉を聞き、キルは慌ててミルクを飲む。
その様子を見てカインは声をあげて笑う。
「慌てなくていいよ
待ってるから」
優しい微笑みを見て、キルはコックリと頷いた。
それからキルとカインは八年間共に過ごすこととなる。
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