第1話 紅の記憶

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立てないのならとその場をズリズリと這う。 絶対に……っ復讐してやる! その思いだけでひたすらに進んだ。 その時ザッと誰かの足が見えた。 「何てことだ……っ」 誰かがキルを抱えた。 それから段々と伝わる相手の体温から安心し、キルはそっと目を閉じた。
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