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「あらん♪よかった起きてぇ~!
このまま目が覚まさなかったら、どうしようかと思ったわぁ!!
それにしても超かわいい!!!
私はルッスーリア
おねぇちゃんって呼んでちょうだい♪
あなたお名前は?」
奇抜な髪型をした男ルッスーリア
否、おねいちゃんは少女をぎゅうと抱き締めた。
―――男なのにお姉ちゃん?
とは突っ込まないでおこう。
僅か10才前後の少女は世界を悟った。
―――やっぱり世界は広いなぁ・・・
10才前後の少女が考える事ではない。
「私・・・名前・・・ない・・・の」
少しばかり苦しいのか声が途切れる。
「あら・・・そうなの?
あっそうそう!!
みんながあなたを待ってるわ」
そう言うとルッスーリアは少女の手を引き歩き出した。
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