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「うお"ぉ"い!!俺かよっ!!」
その男は剣に手をかける。
「その人は殺せない・・・
私を連れてきてくれた人だから・・・」
驚いた顔をする一面
「うお"ぉ"い"・・・
お前・・・連れて来られた時は、眼に包帯してたじゃねぇかぁ・・・」
銀髪の男は言う。
「私・・・瞬間記憶能力と絶対音感を持ってるの。
だから人の声の波長とかヘルツ、音を頭に記憶し誰か区別してた。
命令された時しか包帯外れなかったから・・・」
少女はそう言うと自分の左太股に描かれたZEROの文字を眺めた。
「うしししっ
お前すげぇなぁ~
王子気に入っちゃったぁ~!」
そんな少女を金髪の男の子は抱き締めた。
「ふへ?」
不意を突かれた少女は間抜けな声を出す。
「・・・貴様他には何か話してない事はないのか?」
顔に火傷のついた男は問う。
「他にはぁ・・・
あぁ・・・あと強い毒が侵入しても、体内で中和されて効かないかな。
それと大抵の傷は勝手に再生される」
そう言うと
誰かナイフ持ってない?
と聞き金髪の子からナイフを受け取り、自分の腕を切り付けた。
「うお"ぉ"い"!!
何してんだ・・・ぁ・・・」
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