過去編 第1話

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暗くて、前が見えない闇の世界 私はただ1人ぽつんと立ちすくむ 私は..私はただの殺人兵器 「ここはなんだぁ?」 一つの声は木霊する。 誰も答えるものはいない否 ・・・いなくなった。 銀髪の青年は剣を片手に〈危険厳重注意〉と書かれた鉄の扉に手を掛ける。 青年がいる廊下には夥しい血の跡と首のない死体。 剣からは血が滴り落ちていた。 青年が通ったであろう場所には屍の数々が道を作る。 薄暗い廊下には誰もいない。 青年が1人でここまでの殺しをしたのだろうか。 否そこには1人しかいないからそうであろう。 青年は扉を開けた。
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