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暗くて、前が見えない闇の世界
私はただ1人ぽつんと立ちすくむ
私は..私はただの殺人兵器
「ここはなんだぁ?」
一つの声は木霊する。
誰も答えるものはいない否
・・・いなくなった。
銀髪の青年は剣を片手に〈危険厳重注意〉と書かれた鉄の扉に手を掛ける。
青年がいる廊下には夥しい血の跡と首のない死体。
剣からは血が滴り落ちていた。
青年が通ったであろう場所には屍の数々が道を作る。
薄暗い廊下には誰もいない。
青年が1人でここまでの殺しをしたのだろうか。
否そこには1人しかいないからそうであろう。
青年は扉を開けた。
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