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「話は最後まで聞いて。
私も殺人兵器、最も最強の兵器と呼ばれて居た。
私は生まれてすぐ親にこの研究所に売られた。
この研究所が出来たての頃、まだ生まれたばかりの赤ん坊が必要だったらしいの。
実験の為にまだ新しい細胞が必要だった。
そしてそれが私だった。
生まれてすぐ色々な実験をされ、この研究所に10年は居る。
そして研究の甲斐があって、史上最強の殺人兵器は完成した。
最近マフィア内での大量虐殺があったでしょ?
それは私なのよ。
全ては命令されて動いた事。
私を生かし最強にした研究者の者に言われた。
別にそれを言い訳にしてるわけじゃないよ。私は感情とか心がない・・・から」
少女は口元だけ笑っている物のどこか悲しげに言う。
青年は少女の話に聞き入っていた。
「続きをはなせぇ」
「・・・わかった。
私はこうやって眼が包帯で隠されてるでしょ?
私は眼で人を殺せるの。
私の眼は〈破壊〉と〈癒し〉がそなわってる。
私が見た人は私が思った通りに死ぬ。
例えば斬りされたり、首が吹っ飛んだり・・・ね。
でも私が直で見なきゃ効果はないの。
私はこの研究所や裏マフィア界で、最も
最強だと言われた。
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