過去編 第1話

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「話は最後まで聞いて。 私も殺人兵器、最も最強の兵器と呼ばれて居た。 私は生まれてすぐ親にこの研究所に売られた。 この研究所が出来たての頃、まだ生まれたばかりの赤ん坊が必要だったらしいの。 実験の為にまだ新しい細胞が必要だった。 そしてそれが私だった。 生まれてすぐ色々な実験をされ、この研究所に10年は居る。 そして研究の甲斐があって、史上最強の殺人兵器は完成した。 最近マフィア内での大量虐殺があったでしょ? それは私なのよ。 全ては命令されて動いた事。 私を生かし最強にした研究者の者に言われた。 別にそれを言い訳にしてるわけじゃないよ。私は感情とか心がない・・・から」 少女は口元だけ笑っている物のどこか悲しげに言う。 青年は少女の話に聞き入っていた。 「続きをはなせぇ」 「・・・わかった。 私はこうやって眼が包帯で隠されてるでしょ? 私は眼で人を殺せるの。 私の眼は〈破壊〉と〈癒し〉がそなわってる。 私が見た人は私が思った通りに死ぬ。 例えば斬りされたり、首が吹っ飛んだり・・・ね。 でも私が直で見なきゃ効果はないの。 私はこの研究所や裏マフィア界で、最も 最強だと言われた。
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