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因みに私に名前なんてないから、皆からは〔ZERO〕と呼ばれてた。
殺人兵器のモデルかつ、試作品みたいな物だからね。
みんなね、試作品がこんなにも強くなるなんて思ってなかったみたい。
No.1からはそこら辺で買ってきた人を改造したり、私の細胞で作られた兵器達。
みんな私みたいに上手くいかないから、何体もの兵器を作りは殺しを続けていた。
完成した兵器はそこら辺のマフィアへ高額の値段で売る。
そして私がそのファミリーを潰す。
人間なんて皮肉で欲望な物ね。
金や力で全てが変わる。
私もさ・・・何回も死のうって思ったけど、死ねなかった。
この研究所を潰し、私を売った両親を殺すまではって思ってね。」
一呼吸おいて少女はまた話始めた。
「私が殺ろうと思ってた矢先にあなたがここの研究所を潰してくれて嬉しかった。
本当にありがとう」
少女は立てられた膝に顔を埋める。
「うお"ぉ"い!
俺は別に感謝される為に殺しをしたんじゃねぇ。
これは任務だぁ」
青年は言う。
「それでも感謝してるのよ。
私が知ってる研究所の事は全て話した。
殺して?」
少女は顔を上げ呟いた。
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