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「「!?」」
この2人みたいに、周りも驚いた様子を見せた。小さめに喋ってるけどきっと聞こえてるかも。
そう思いながら、ウィンナーを食べる。
「マジで?」
……少し生だな。
「うわ、どうしよ……」
「知るかよ」
マヨネーズのかかったブロッコリー。
うん、硬い。
「でも何でみかんちゃんが?」
肉の……炒め物っていうか、何だろこれ。ちょっと怖い。
全体的に何故かオレンジ色の肉の炒め物を口に入れる。
「……ゴホ、昨日、約束したから……」
みかんジャムかな、これ。肉とは合わないだろ……。
「どこで?」
「桂木さん家」
ご飯で肉を流し込んで、一番安心出来そうなミートボールを食べる。
「行ったの!?」
「うん」
……冷たい。
「何で?」
「カレー食べに」
ご飯を一気に食べて、手を合わせる。
「ごちそうさま」
素早く布で包み、席を立つ。
「じゃ、みかんちゃん探してくる」
2人をそのままに、少し走って教室を出た。
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