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水波が学校に着くのはいつも遅刻すれすれ。
そんな彼のクラスは2ーD。ガラッ…横開きの戸を開けるとすでにクラスは人で溢れていた。「おはよう」そんな挨拶もなしに一番後ろの窓側にある自分の席を目指し席に座る。
ちなみに、水波はどちらかというと、先生方とクラスメイトからはあまりよく見られてはいない。
不真面目な授業態度に、愛想のない感じ。その割にはテストの成績は常に上位。
そのせいか先生方と同級生からの視線は痛く、冷たい。
まぁ、水波自身はそんなことは全く気にしてはいないが…。
そんな性格の彼だったが、きちんと…意外にも友達はいるのだ。
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