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「ふわぁーさみっ」
いくら着込んでも防げない寒さに、少し苛立ちを覚えながら独り言を呟く。
コンビニで買ったビールとつまみと煙草が入ったコンビニ袋を片手に家路につく。
毎日通る道、毎日生きる為に働く。
同じことの繰り返しに何の希望や夢もない。
「鍵はっと…。」
最近は独り言も増えてきた気がする。
悴む手で扉を開けると、とても綺麗とは言えない俺の部屋が出迎えてくれる。
仕事後は毎日決まってテレビを見ながら、つまみとビールに煙草。
独身男の一人暮らしなんてだいたいこんなもんだ。
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