いち

4/8
前へ
/38ページ
次へ
次々にやって来ては過ぎ去っていく人。建物。 それらは繋がって溶け合い、線のようになっていく。 まるで、混ぜきれなかった絵の具を塗ったように。 初めは、しばらくぶりの新幹線からの景色に心を踊らせ、わくわくしていたが、 目で追った景色も次第にルーティンとなり、ふと彼女のことを思い出した。 .
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加