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ーミットチルダ森林地帯
小鳥のさえずりと木々のざわめきがいつものように聞こる森、しかしそれは突然起こった。
ヴォン!
突如として木々が開けた場所に穴が空いたのだ。その穴はどこまでも真っ黒な穴だった。
ーーーーーーぁぁぁぁ
その真っ黒な中身の穴からは、なにかが聞こえてくる。
ーーぁぁぁぁあああああ!
音はだんだんと大きくなりながら穴から聞こえてくる、そうそれは人の叫び声のような声だった。そして次の瞬間
?「ああああああああ!?!」
スポーンと穴の中から紅いナニカがとびたした。
それは空中にほうりあげられ、そして落下する。
?「アウチィィィ!?」
それは悲鳴をあげながら地面に激突、そして遂に全貌を現した。
それは紅いジャケットを着込み下からは白いアンダーシャツが覗かせ、そして艶のある黒い髪を後ろで少し束ねた人型だった。
?「いっつ~、急にほうり込みやがって~」
そして人型もとい進藤才牙( しんどうさいき)は文句をいいながら打ち付けた尻を摩っていた。
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