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『友!』
俺が小学生の練習を
見ていると、香緒里が
歩み寄ってきた。
『香緒里か。』
『香緒里か。じゃないわよ!
早く練習来なさいよ!!』
『うるせーな、もうやらねぇよ野球は…。』
俺は腰をあげ歩き出す。
『いつまで逃げてんのよ!』
俺はを止め振り返る。
『あいつが居ないのに
やる意味ねぇっつってんだよ!』
香緒里は黙った。
何も言葉が出なかったんだろう。
香緒里との別れ際に俺が口を開く。
『あいつは…、
次郎はもう死んだんだ。
』
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