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そんなある日、
いつものように瑠璃が
薪をわりに玄関の扉を開けると、
家の前に
一匹のネコが倒れていました。
『ネコさん、大丈夫?』
〈・・・アナタハ?〉
『私は瑠璃。ここに動物達と住んでるのよ。』
〈アナタガルリ?〉
『そうよ。』
〈アナタニアエテヨカッタ〉
『一体何があったの?』
〈・・・ジツハ〉
それを言うと
ネコは倒れてしまいました。
瑠璃は家の中にネコを連れて入りました。
〈・・・。〉
『あっ!目覚めた?』
〈ココハ?〉
『私の家だよ。』
意識がはっきりして状況が読み取れたとき
ネコはビックリしました。
周りにたくさんの動物達がいて自分のことを見ているからでした。
『みんな、ネコさんがビックリしてるでしょ?』
“はぁーい”
『ゴメンね💦』
〈ダイジョウブ〉
『そういえば、まだ名前聞いてなかった。教えてくれる?』
〈ボクノナマエハ、ラン〉
『ランかぁ。いい名前だね!』
〈アリガトウ〉
これが
瑠璃とランの初めての出逢いでした。
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