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蓮視点─────
「ん・・・・」
突然意識がはっきりした俺は目を開けてみる
「ここは・・・・どこだ?」
まず最初に視界に入ったのは見慣れない木造の家だった
更に冷静になってみると、現在俺はベッドの上で寝かされてるらしい
その証拠に背中と頭がフカフカする
「あ! 衣玖目覚めたわよ!」
暫くボーッとしてると青く長い髪の女の子が顔を覗いてきたと思ったら大声で叫び始めた
・・・・うるせぇ
「おや、ようやく目が覚めたようですね」
煩い声に苛つきながらも我慢してると今度は紫の髪の女性が覗いてきた
こっちの女性は常識はありそうだ
「貴方は? それよりここは何処だ?」
「私の名前は永江 衣玖。 龍神の使いをやってます
そして此処は幻想郷の天界にある総領娘様の御自宅ですよ」
目の前の女性・・・・もとい、衣玖は丁寧に教えてくれた
だが、聞き慣れない単語だらけで正直殆ど理解出来ない
「フフフ、聞き慣れない単語だらけで理解出来ないって顔してますね
なら貴方は外来人ですね」
「外来人?」
「ここ幻想郷の外から人達の事よ!」
衣玖が喋ろうとしたら隣にいるさっき大声で叫んだ女の子が答えた
やっぱり煩い・・・・
「へぇ、外来人ね・・・・
良かったらこの世界の事教えてくれないか?」
話を聞いてたら興味が湧いてきた
何故か分からんが、自分が不思議な世界にいる事に恐怖などは無かった
「勿論です、それは貴方の為にもなりますからね」
そのあと、衣玖からこの世界の事を沢山聞いた
俺のいた世界と隔離された世界が幻想郷だという事、そこには妖怪や神などが住んでいる事、幻想郷の最高神は龍神だという事、それにこの世界のルールの弾幕ごっこや能力についても聞けた
オマケで煩い女の子は比那名居 天子と言う名前だという事も
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