『変わる』と『程度』

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「む・・・・・・」 スペルカード略してスペカに思いっきり念を込める あ・・・・スペカがだんだん光りだした パチン! 「痛っ!?」 いきなりスペカから電流が流れたような痛みが走り、スペカを落としてしまう スペカにはさっきと変わらず真っ白なままだ 「痛っ、いったい何が起きたんだよ」 衣玖と天子に聞くと、二人は驚いた顔をしてた 「私にも分からないわ 何か拒絶された感じに見えたけど・・・・」 拒絶だと・・・・ 確かに今思えば拒絶された感じはあった でも一体何で・・・・ 「何で拒絶されたんだ・・・」 「それは貴方が『変わる』能力の持ち主だからよ」 「「「っ!?」」」 突然、何処から謎の声が聞こえたと思った瞬間、何も無い場所に一筋の切れ目が出来ると空間を裂くように割れ、中から長い金髪で異質な存在感を漂わせる女性が現れた アイツは・・・・あの時の・・・・!! 「「紫!?」」 二人が叫ぶ そうか・・・・あいつは紫と言うのか・・・・・ 「紫! 次は負けねぇ、勝負しろ!」 意思表示の為に紫に向かって指をピンと伸ばして指す 「「蓮!?」」 突然の行動に二人は驚いている だが、そんな事はどうでもいい 俺は奴を今度こそ負かしてやる 「はぁ・・・・すぐに私の事を思い出さないように記憶を弄ったつもりなのにもう思いだしてるとはね 貴方の負けず嫌いには参っちゃうわ それとも、貴方の体質が原因かもしれないけどね」 「んな事はどうでもいい! 表に出ろ!」 「そんな無駄な事はやめなさい どうせ今の貴方では勝てやしないんだから」 「んな事勝手に決めn・・・・・」 何だ体が急に動かなくなった!? 「ちょっと煩いから貴方の動きを封じておいたから話を素直に聞きなさい」 ・・・・・畜生!
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