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俺の目の前に二人のDQNが伸びてる
案外あっさり終わってしまったな
「チッ、暇潰しにもなんねぇ」
二人のDQNのあまりの弱さにガッカリしつつ、また歩きだした
あれ? そういえば何処へ行こうとしてたんだっけ?
「う~む、思いだせん」
1つの事に熱くなると忘れっぽくなると人からよく言われるし、自分でも自覚はしてる悪い癖だ
「とりあえず忘れたから家に帰るか」
もし急用を思い出しても『電光石火(ライカ)』があるしなと思いつつ一旦引き返し歩きだそうとした
が、
「アンタ何者だ?」
目の前には先程のDQNはいなくなっており、代わりにアニメの服みたいな変わった服に婦人がいかにも持ってそうな日傘をさした長い金髪の女性が立っていた
普通ならただのコスプレした人と思いスルーするのだが、彼女からは威圧的、そして異質な存在感を感じる
「あなたは能力者よね?
さっきの戦い見てたわ。 貴方強いのね」
「褒めても何も出ないぞ
それより、能力者を知ってる事は能力者か?」
何気無い会話をしてるのに背中から汗がダラダラと流れる
これほどの威圧感、感じた事ねぇ・・・・
「まぁ、能力者といえば能力者ね
ねぇ貴方、私とゲームをしない?」
「ゲームだと?」
「そ、通常のバトルに加え、更にルールを加える。
そのルールは、勝った者は相手に1つだけ自由な命令が出来るってのはどう?」
「それってただの罰ゲームじゃねぇか」
謎の女性の変な発言に表情が緩んでしまうが、気はしっかりと張っている
こうでもしないと一瞬でやられそうな気がしてしょうがない
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