カナ カナデ

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しゃがんだその手がほんの少し上がり、白く細い指が木の根元にある膨らみを優しく撫でる。 「それは?」 近付いてみると、そこには小さく土が盛られている。 「お墓だよ」 白い男の子がポツリと呟いた。
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