動き始めた未来

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「そして、墓地のケルベラルの効果発動 このカードが捨てられたとき、墓地のこのカードを特殊召喚する」 レイの場に、新たに三つ首の犬を従えた悪魔が現れた。 「レベル6のソルキウスにレベル2のケルベラルをチューニング! 大地の奥深くで眠りし者よ、今我の呼び掛けに答えよ シンクロ召喚! 具現せよ、魔轟神ヴァルキュルス!!」 地面からレイの身長の三倍はあろうかという巨大なモンスターが現れる。 「魔轟神ヴァルキュルスのレベルを2つ下げ、レベルスティーラーを2体特殊召喚する」 「レベル1のレベルスティーラー2体に、レベル4の魔轟神レイヴンをチューニング! 馬上の騎士よ 我と共に大地を駆け抜けん! シンクロ召喚! 大地の騎士ガイアナイト!!」 「ふん! 圧倒的な力の前には、どれだけ数を揃えようが無意味だ!」 展開してきたレイだが、未だにジャックのレッドデーモンズドラゴンの攻撃力を上回れていなかった。 「どうかな? 俺の手札は四枚、ジャックのレッドデーモンズドラゴンを越えるなんて容易いぞ?」 またしても不気味にレイは微笑む。 「俺は再び手札のクルスを捨て、墓地のクシャノを回収 クルス効果により、レイヴンを再度特殊召喚! 俺はレイヴンの効果により、手札を三枚捨てる そして、レイヴンのレベルを1つ下げ、レベルスティーラーを特殊召喚し、手札から魔轟神ウルストスを通常召喚!」 骸骨のような印象を与えるモンスターが現れ、レイの場は埋まった。 「レベル1のレベルスティーラーに、レベル4のレイヴンをチューニング! 大地の奥深くより封じられた魔物を今呼び覚まさん! シンクロ召喚 魔轟神レイジオン!!」 レイジオンはヴァルキュルスに比べ、若干小さいものの、レイの身長は軽く越えていた。 「レイジオンはシンクロ召喚に成功したとき、俺の手札が一枚以下の場合、手札が二枚になるようにデッキからカードをドローする 俺の手札は零枚、よってカードを二枚ドローする!」
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