*透明な出会い*

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「今日はせっかくパパの好きな肉じゃがなのにね?」 「ほんとだよ~。 パパが食べないなら瑠香がパパの分まで食べちゃえばよかったよー」 私への気遣いなのか? 瑠実と瑠香が私のすぐ近くまできて、二人でそんな会話をかわす。 「えーー?瑠香ったらあんなに食べたのにまだ食べたかったの?」 私は思わずびっくり顔で会話に参入。 「だって、最近お腹がすくんだもーん」 「瑠香、それヤバイよ。そのうちブクブク太って豚になるよ~」 豚のゼスチャーまで付け加えた瑠実に三人で爆笑。 そして 私の笑顔が戻ったのを見て二人は安心したように 「ママ。おやすみ~」 と二階へとあがっていった。
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