38人が本棚に入れています
本棚に追加
「あっ。そーいえばナースに口説かれてるって話…進展は?」
「あぁ~さっき、メアドと携帯の番号書いた紙が手のなかに握らされてた……」
「ひゅーひゅー。相変わらず慶吾はモテ男で羨ましいわ…」
「あほかっ。奥さんも子供もいるのに、ややこしいやろ!
しかも、俺なーああいう色気プンプン振りかざしてる女って何か苦手やしな…」
「プンプンって…
もしかしてさっきすれ違ったナースかな?
結構いい女やったぞ?勿体無いなぁ~」
マモルは面白がっている感じでそんなセリフを返してきた。
「ん……。まあな?
でも、今、俺、そんな余裕ないしなぁ~。」
「仕事大変なんか?」
「あぁ…仕事は激減……。
このままやったら破産かもなぁ~
奥さんも何か、ピリピリしてるしな…」
俺は、両手を頭の後ろで支えながらため息をついた。
最初のコメントを投稿しよう!