episode.01

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何処からか聞こえてくる女性と思わしき声…。 俺は思わず辺りを見渡す。 …だが、そこに人影はない。 ただの空耳かと再び足を踏み出した瞬間、足元に何かが居る事に気が付いた。 俺はその何かを見て思わず小さな声を漏らす。 「……………猫?」 そう。 俺の足元に居たのは真っ白な猫だった。 俺はしゃがみこみ、猫と同じ視線を置きながら猫に声を掛ける。 「猫が喋る訳ないよな。」 俺はそう言って立ち上がり、その場を去ろうとする。 すると、今度は後ろからさっきの女性と思わしき声が聞こえてきた。 「……貴方が居ていい場所じゃないわ。……早く去った方がいい。」 ━━えっ!? .
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