*特等席*

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「はぁ……はぁ…」 息が 苦しい 自分の膝に手を付き息を整える 「大丈夫?」 と、唯が覗き込んでくる 「アンタが、グイグイ引っ張るからでしょっ?!」 てか、何でアンタは疲れてないわけ 「体力の差」 ニコッと効果音が付きそうな笑顔で言いやがった 「まだ先生来てないみたいだし、教室に飛び込めてよかったじゃん」 「そもそも、アナタが私を引き留めるから遅刻しそうになったのよっ」 「だって、幸が一緒に行ってくれないから」 「子供みたいに駄々こねないでよっ、私じゃなくて最カワイイ子を誘えばいいでしょ?!」 「幸が好きだから少しでも傍にいたいんだっ」 「……………………は?」 「あ」 何、口が滑りましたって顔してんの .
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