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「起きろ」
リオ「うっ!」
…父親に蹴り起こされた
憎い…憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
そんなゴミを見るめで俺をみるな!!
「貴様は12だな、もう此処にいる理由はないだろ?
何処へでも行くがいい………といいたいとこだか、俺が送ってやろう。
子捨ての森に」
「特定転移」
リオ「まて!俺はまだなにも言っ……!!」
リオ「ここは?」
俺はあいつに飛ばされた…憎しみの言葉ひとつ、言ってない!!
子捨ての森…
文字通り生きてはまずい子供を捨てる森、昔からあると言われているが…
場所はわからない。
地位の高い人のみが場所をしる
リオ「クソッ!」
こんなとこでどうやって活きればいいんだよ!!
ガサッ
茂みから音に反応する
リオ「…」
モンスターだったら確実に死んでしまう
息を潜めて木の後ろに隠れる
「グルッ」
リオ(キマイラかよ!逃げるしかない!!)
キメラはBランク以上である持久力が高い
頭は鷹、胴はライオン、しっぽは蛇…大きさは2㍍オーバー
12歳の子供に勝てるわけない…
リオ(見つかったら死ぬ)
必死に恐怖に怯えながら堪える
キマイラ「グルルッ!!」キマイラはレンの匂う方向へゆっくりとくる
リオ(もうダメなのか…?このまま意味もなく死ぬのか?)
キマイラは5㍍のとこまで来ている
リオ「そんなの嫌だ!!!!」
キメラが襲うと同時にレンから大量の魔力が噴き出す
キマイラ「ギャンッ!」魔力により地面に叩き付けられた
リオ『ファイアーボール!!』
妹が使った忌ま忌ましい魔法だが今は咄嗟それがでた
しかしもはやボールというサイズではなく
5㍍はあろうか火球はキメラを包むが勢いは衰えずに放った方向を焦土かえる
リオ「これが魔力…」
俺は落ちこぼれではなかったと、レンに伝えたいな
リオ「これからどうしよう」
静かな森の中に佇む少年は自由である
だが魔法が使えた幸福感よりも
これから先の自由が怖いと思った…
リオ「…怖いよレン」
一人ぼっちは
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