プロローグ

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教室に入ると妙なことになっていた。 黒板に穴が開いている。 いや、違うな。 正確に言うと、異世界につながっているような穴が開いていた。 なんだよ…これ……? いや、もうこれがなんだろうと関係ない。 俺の中にある好奇心がくすぐられる。 入りたい、入りたい。 さっきから頭のなかでこの言葉がループしている。 試しに手を穴の中に入れてみる。 すると誰かが手を思いっきり引っ張った。 「うわっ!」 そのまま俺はバランスを崩し、穴に入ってしまう。
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